右脳タイプの特徴は?左脳タイプとの違い・診断方法や活用法を紹介

右脳は発想力に優れていて、クリエイティブなことが得意といわれています。

一方、左脳は論理的で分析などが得意で、日本人は左脳タイプが比較的多いといわれています。

今回は、右脳の詳しい特徴や利点、向いている仕事などをまとめました。また、左脳との違いや見分け方も解説していきます。

右脳タイプとは?左脳タイプとの違いと特徴

まずは、左脳タイプ・右脳タイプは実際にそれぞれどのような役割をもっているのかについて、比較しながら解説します。

右脳タイプの特徴

美的センスに優れている右脳タイプは、感覚脳といわれます。直感を中心に考えたり表現を行ったりします。そのため、記憶するときに視覚的なものや身体で感じたことをイメージとして覚えることが得意です。

他に、以下のような役割を担う特徴があります。

  • 創造力
  • 芸術性
  • インスピレーション
  • 全体的に物事を考える
  • 感受性が豊か

左脳タイプとの違い

左脳タイプは論理的な考えをします。数字や文字の処理に長けているため、たくさんの情報をまとめて分かりやすく伝えることが得意です。また、イメージで記憶をする右脳とは反し、言語記憶を行います。細部にこだわるため、研究者や弁護士・公務員などの職業の方が多い傾向があります。

左脳タイプの他の特徴は、以下の通りです。

  • 分析が得意
  • 論理的思考
  • 感情に左右されない
  • 推理・科学的思考

右脳タイプが視覚的情報から考えることに対し、左脳タイプは文字や数字から考えることが大半です。それぞれの特徴を教科で表すと、右脳は美術や音楽・左脳は数学・理科と表せます。左右で役割が違うため、どちらも働きやすくする必要があります。

右脳タイプ・左脳タイプの簡単な見分け方

自分がどのタイプなのかを調べるのに簡単な方法があるので紹介します。

右利きの方が左脳タイプのため日本では左脳タイプが多いといわれますが、実際は異なります。脳の学習方法と表現方法によって、右脳タイプや左脳タイプに分けられます。

・インプット(学習方法)の見分け方

祈るように手を組んだ時の親指の位置で判別する方法です。

右手の親指が上→左脳タイプ

左手の親指が上→右脳タイプ

・アウトプット(表現方法)の見分け方

腕を組む時の位置で判別する方法です。

右腕が上に組んでいる→左脳タイプ

左腕が上に組んでいる→右脳タイプ

<h2>右脳タイプの利点は?どう影響するのか・活用法

右脳と左脳の違いを含め、右脳タイプの特徴を解説してきました。

では、右脳タイプの利点はどのような場面で発揮できるのでしょうか。

会社や日常でどのように影響しているのかについて紹介します。

オリジナリティな発想力

インスピレーションを得意とする右脳タイプは、直感型と表現できます。

右脳タイプには、自分の直感を大切に表現するアートや音楽などの表現者の方が多くいます。感じたものを中心にルールや規則に縛られず考えるため、会議などで斬新なアイディアを出すことがあります。また、効率のいい動きなども独自に思いつくことがあります。

コミュニケーションが得意

右脳タイプの利点の一つに、コミュニケーション力が高いことがあげられます。

感受性が豊かなため、人の表情や動きなどから感情を察する力があります。言葉をそのまま受け取るのではなく、言葉の本当の意味を読み取ることが可能です。会話の中で気持ちを理解してると感じさせることで信頼度が上がり、コミュニケーションによるトラブルが少なくなることが大半です。

全体的に物事を考える

右脳タイプは、全体的に物事を考えることも利点の一つです。

細部に取り組む前に全体をみて、まずどのように動くべきかを考えられます。

目標やビジョンのためにどのように動くべきかを相対的に考えて取り組めるため、リーダー気質の方が多くいます。また、問題が発生したときには独自の解決策を見つける能力も高いため、信頼性が高くチーム力を強める力になります。

右脳タイプの欠点・ミスしやすいポイント

右脳タイプの特徴や利点を解説してきましたが、気を付けるべき点もあります。

  • 細部を見ることは苦手
  • ルールや規則に反しすぎる時がある

まず、全体的に考える傾向にある右脳タイプは、効率的に動ける利点があるのに対し、細部を見ることには長けていないため、見逃しなどのミスが多くなります。

終わった業務のダブルチェックや業務前の事前確認を行い、対処していきましょう。

また、自分の感性に従い考えや行動をするため、ルールや規則に反して行動しすぎる傾向があります。あまりにルールを無視しすぎるとチームの雰囲気にも影響してきますので、意見や主張する前に裏づけをする癖をつけましょう。

女性は右脳タイプって本当?

一般的に女性は右脳タイプといわれることがありますが、科学的根拠はありません。

性別により、女性は右脳タイプ・男性は左脳タイプと分けることがあります。

傾向として、女性は感情を中心に考えることが大半です。これは、右脳の共感性が高いことや感受性が豊かな特徴に繋がっているといわれています。一方男性は、感情的ではなく、論理的に考えることがほとんどのため、左脳タイプといわれます。

しかし、実際には右脳と左脳は単純に分けられるものではなく、相互作用しながら働いています。また、確かに脳に男女差があることは認められていますが、それが直接行動にどう影響するのかについては、科学的な裏付けはありません。したがって、右脳・左脳タイプについては、性差よりも個人差が大きいと考えたほうが正しいでしょう。

右脳タイプに向いている仕事は?

右脳タイプの方は、芸術性や人と関わることを得意とします。デザイナーやクリエイター・商品企画のような0から1を生み出す芸術的な仕事や、カウンセラー・セラピストなど人を癒す仕事にも向いています。さらに、自分の感覚を大事に表現できる、以下のような仕事もおすすめです。

  • アロマセラピスト
  • ネイリスト
  • メイクアップアーティスト
  • インテリアコーディネーター
  • カメラマン

ぜひ右脳タイプの感性を活かして、やりがいや楽しさを感じる仕事に就きましょう。

<h2>右脳をトレーニングで働かせよう!

右脳について解説してきましたが、左脳タイプの方が右脳を使えないというわけではありません。生活するうえで右脳も左脳もバランスよく働いている状態がベストです。

今回は右脳を活発にさせるための気軽にできる方法を紹介します。

  • ヨガをする
  • 散歩する

ヨガは、右脳の働きを向上させることに繋がります。身体を動かしながら自分自身と向き合う時間を作ることで、自分の悩みも自然と解消され、集中力や想像力が高まりひらめきやすくなります。

そして、散歩もより自然に触れ合うことで感覚が研ぎ澄まされるでしょう。

右脳は感覚脳ともいわれるほど感覚に敏感に働きますが、日頃のストレスなどで鈍くなります。自然に触れることで、心をリフレッシュでき右脳の働きを活発にしやすくなるでしょう。

まとめ

今回は、右脳タイプについて詳しく解説しましたが、2つのタイプを比較してどちらが優れている・劣っているというわけではありません。脳はバランスよく左右どちらも使えることが最善の状態ですので、自分が右脳タイプか左脳タイプかを知ることで、注意することや鍛えることが見えてきます。

社会で力を発揮する場面や気を付ける場面を把握すると、ストレスを軽減しよりポジティブに生き生きと生活できるようになるでしょう。

B-BRAINは、右脳・左脳タイプを活かし、会社の研修や人事評価・メンタルケアなどに活用する独自のプログラムです。スマホで簡単に診断ができ、分析結果が数値化され企業に伝えられます。分析結果を判断材料の1つにした人事配置で、コミュニケーションが活発になるうえに、離職率の軽減などにも繋げられます。

企業としても個人でも受けられるので、ぜひ試してください。