右脳派と左脳派は、それぞれインプットする時とアウトプットする時で利き脳が異なり、組み合わせで4タイプに分けられます。

今回は、右脳左脳の特徴はもちろん、4タイプの性格特徴と適性の仕事についてまとめました。自分のことを知る一つの手段として、参考にしてみてください。

利き脳とは

利き脳とは、利き手・利き足があるようにその人の脳の得意分野のことです。

脳には右脳と左脳があり、それぞれ別の役割があります。

脳の働きはものごとの見え方・考え方に直結する働きをするため、その人の性格にも影響していると考えられています。

まず今回は、右脳と左脳がそれぞれどのような役割や特徴があるのかを解説します。

右脳派

右脳は、ひらめき・直感を司る「感覚脳」とも言われています。

言葉になる前のなんとなくの感情を感じ、コントロールします。完成を表現するアートや音楽に触れる時は活発に右脳が活発に働いています。

また、全体把握能力や想像力に長けていることも特徴です。

仕事を行うときは細部から取り掛からずに、全体を見て優先順位を考えて要領良く仕事を行います。また、記憶をするときに、右脳は話している内容などではなく、視覚的イメージや身体的感覚で記憶をします。話を聞くときや文章を読むときに、どのような場面なのかを想像している時は右脳が活発に働いているときです。特徴を以下の言葉で言い表されることが多いです。

• 創造力
• 芸術性
• インスピレーション
• 感受性が豊か

左脳派

左脳は、論理型と言われています。

言葉を理解する「ウェルニッケ野」と、話す・書くを司る「ブローカ野」はどちらも左脳にあるので、文字や数字コントロールが得意です。そのため、たくさんの情報を処理し、まとめることに長けています。また、細部に意識が行くので、時間感覚にも優れています。

文字や数字などの分析を行うため、研究者や医者が働いている時は、左脳がよく働いている傾向にあります。特徴を以下の言葉で言い表されることが多いです。

• 分析が得意
• 論理的思考
• 感情に左右されない
• 推理・科学的思考

あなたの利き脳は？診断方法を紹介

利き脳は、簡単に診断ができます。

脳では、記憶するとき（インプット）と考えなどを表現するとき（アウトプット）働き方が異なります。それぞれの場合の利き脳を診断しましょう。

インプットをする時の診断方法

まずは、祈るように手を組んだ時の親指の位置で判別する方法です。

これは、脳にインプットするときに活発になる脳を示します。

右手の親指が上→インプット左脳派

左手の親指が上→インプット右脳派

アウトプットをする時の診断方法

次は、腕を組む時の位置で判別する方法です。

この方法では、アウトプットするときに活発な脳が分かります。

右腕が上に組んでいる→アウトプット左脳派

左腕が上に組んでいる→アウトプット右脳派

性格診断4タイプとは？

脳に情報を入れる時（インプットするとき）と、言葉などで表現する（アウトプットするとき）にどちらの脳が活発になるのかをそれぞれ判別できます。

インプット時の利き脳とアウトプット時の利き脳の組み合わせで4パターンに分けられます。

インプット右脳＋アウトプット右脳（右右脳）

特徴

インプットもアウトプットも右脳派の方は、感情重視のロマンチストで、とても明るい性格の方がたくさんいます。

なぜするのかという目的を重視し、見失わずに物事に取り組めます。また目的が人のためになるのかなど目的の先を見据える傾向もあります。

適職

• 音楽家
• カメラマン
• アーティスト
• ダンサー
• YouTuber
• スポーツ選手

インプット右脳＋アウトプット左脳（右左脳）

特徴

インプットが左脳派・アウトプットが右脳派の方は、冷静な優等生タイプです。

好奇心が旺盛で、独自のこだわりがとても強いです。

何をどうやってなぜするのかという物事を行う一連の行動を重視するため、全体的に見て何をするべきか判断します。また、見た目より中身重視の方で、とても義理堅いです。

適職

• プログラマー
• Webデザイナー
• イラストレーター
• ゲームクリエイター
• 動画編集者

インプット左脳＋アウトプット左脳（左左脳）

特徴

インプットもアウトプットも左脳タイプの方は、コツコツと努力ができます。

リスクヘッジが得意で、どのように取り組むのかを重視し、慎重に物事を進めるでしょう。

情報を集め、処理することでシンプルに、機能性重視で物事をとらえるキレ者です。

適職

• 税理士
• 弁護士
• 経理
• 銀行員
• トレーダー

インプット左脳＋アウトプット右脳（左右脳）

特徴

インプットが右脳派・アウトプットが左脳派の方は、完璧主義者で全て自分の意思で決めたいタイプです。何をするのかを重視して、リスキーな課題にも果敢に挑めます。

ただし、要領がよく自己プロデュースが得意ですが、意外と頑固な一面もあります

適職

• 営業職
• 事務職
• 総務
• 人事
• カウンセラー

タイプ別の相性は？

脳の働きで見る相性のいい組み合わせのトップ3を紹介します。

もし、当てはまる方がいたら、脳科学的に最強の相手とも言えます。

1:左左脳女子×右右脳男子

慎重派でしっかり者の左左脳の女性とムードメーカーの右右脳の男性との相性はばっちりです。感覚派でロマンチストな右右脳の男性は、発想力に優れていますが、実際に実行に移せないタイプです。しっかり者で現実主義の左左脳の女性が陰で支えることで本来の力を発揮し、より男性を輝かせられます。ロマンチストで情熱的な男性は、現実重視の女性の能力を必要とし魅力に感じるはずです。同時に、女性も男性のアイディア力や情緒豊かな性格に魅了され、彼を必要とするでしょう

2:左右脳女子×右左脳男子

要領がいい完璧主義者の左右脳のあなたには、右左脳の男子との相性抜群です。

右左脳の男性は、リーダーシップにあふれ、常に率先して行動できる頑張り屋です。また、目標に向かってコツコツと努力できるので、計画的に行動できます。左右脳の女性は、他の人の成功や喜びを自分のことのように喜べます。右左脳の男性は、自分が目標を達成して一緒に喜ぶ女性の姿を見て、もっと頑張ろうとやる気につながります。一緒にいることで、お互いの長所を活かしあえる素敵なカップルです。

3:右左脳女子×左右脳男子

好奇心旺盛で頑張り屋の右左脳の女性は、左右脳の男性との相性がばっちりです。

左右脳の男性は、心から人を尊敬できたり、人の成功を喜べるタイプです。右左脳の女性が一生懸命頑張っている姿をうっとうしいと感じることはなく、尊敬し応援をしてくれます。右左脳の女性のこだわりやパワーを魅力的に感じ、惹かれるでしょう。熱意をもって一生懸命頑張る女性を、男性が陰から支えてくれる存在になります。

男性・女性にも影響する？

利き脳が同じでも男性脳・女性脳が完成するため、性別で違いがあるといわれています。

科学的な根拠はないですが、男性と女性では脳の大きさなどが違うため脳の働き方も異なることが分かっています。

一般的な傾向に基づき分けられたもののため、男性で女性脳の方や女性で男性脳の方もいます。

例えば、男性脳は論理的な思考を得意としています。よって、直感的な右右脳であっても、女性より男性の方が論理的な場合があるということです。

男性脳と女性脳も絡めて診断をすると、より正確な性格診断になります。

まとめ

右脳派・左脳派の性格と因果関係は、科学的証明が今のところ行われていません。

しかし右脳は感覚や感情を司り、左脳は文字や数字を司る働きをすることは事実です。自分の考え方や性格を知ることで、仕事や日常生活で気をつけられることも増えてきます。自分で診断をすること以外にも、さまざまな診断方法があるので、興味があれば調べてみてください。