右脳二次元タイプの特徴とは?次元・相性・最強脳の作り方を解説
脳は右脳・左脳による違いの他に、脳が処理する情報量により考え方や性格に違いがあります。右脳二次元タイプは日本人に多いといわれています。今回は、右脳二次元の特徴を中心に次元による違いも詳しく解説していきます。相性や最強脳の作り方もご紹介しますので、右脳二次元タイプの方はぜひ、ご参考にしてみてください。
右脳・左脳の働きについて
右脳と左脳はそれぞれ異なる働きや特性を持っており、私たちの思考や行動に強く影響しています。特性とは別に思考プロセスや認知や記憶によっての違いもあります。
右脳の特徴・働き
右脳は、直感力やひらめき、空間把握能力、創造性に優れています。イメージや映像を基に全体的な情報処理を担当しており、相手の声のトーンや表情などから感情を読み取ることや芸術的なものの理解など五感を活かしたイメージ認識が得意です。右脳の働きによって、直感的な判断やイメージ力に優れているため、解決策や打開策を考えるときに発揮します。一方、右脳優位な人は、自分の好き嫌いを軸に物事の判断に影響する傾向もあります。右脳主体の人は、自分の好き嫌いが物事の判断に影響しがちです。
左脳の特徴・働き
左脳は、論理的思考、文字や数字などの言語処理を司り、分析や計算に優れています。そのため言語を利用した分析をもとに計画的に、論理的に物事を進めることに長けています。問題解決のときには、事実や数字をもとに冷静にアプローチができます。しっかりと物事に取り組み、質を上げることに関わるため「理性の脳」といわれます。また、言語能力が優れていることからコミュニケーション能力にも長けています。自分の信じているものをしっかりと持っている傾向もあります。
次元による脳の処理の区別
「次元」は、脳が処理する情報量や処理速度によって分ける考え方です。処理する情報量の少ないものから1次元・2次元・3次元と定義されています。
視覚から入ってきた情報をそのまま処理する基本的な働きを「1次元」と定義します。「2次元」では、入ってきた情報と記憶に加え、好き嫌いなどの感情などをプラスします。目の前の相手の表情や動きを読み取る時など、自分ではなく、相手を中心に脳を動かします。さらに「3次元」は、延滞的な情報のなかで、優先順位をつけながら処理を行う働きです。自分を中心に全体を俯瞰することで大量の情報を収集し、使いこなせるようになります。優先順位の高い情報から処理をするという難易度の処理といえます。
左脳二次元
ある物事に対しじっくり研究するタイプで原理や原則にこだわる傾向があります。
のめり込むと深く執着します。人間関係でも原理原則にこだわるため問題が起きやすいです。しかし、細かい情報をもとに考えや物事を整理することが得意です。
・強く信じている主義や信念がある
・ルールや規則、マナーには正確に取り組みたい
・ルールや規則、原理を守ることで安心する
・怒りの感情が原動力になることがある
・小さなことでも気になることが多い
・自分の考えを他人に当てはめて責めてしまうことがある
・普段は物静かだが、追い込まれると激情にかられる
・予測できない事態が起こるととても不安になる
・話し方の抑揚がなく声が小さい
左脳三次元
物事を俯瞰的に考え、本質をつかもうとします。そのため本質を見るスピードや考え方の変化が速いことが特徴です。仕事や私生活でも目的や目標が明確で、考えるときも結論から考えがちです。合理的に考えるため情動的なかかわりは苦手な傾向があります。
・冷静に、理路整然と話をする
・チームの責任者に向いている
・大器晩成型
・決断をすぐに迫られるとストレスを感じる
・無駄だと感じることはしない
・自分の成果を数値化すると自信につながる
・自分の感情は表に出したくない
・一人行動や一人で考えることが好き
・宴会で自分の席から動くことは普通はしない
日本人は右脳二次元が多い?
右脳二次元タイプは日本人に多いといわれます。では、右脳二次元タイプはどのような特徴があるのかについて右脳三次元との違いと共に紹介します。
右脳二次元の特徴
接する相手にとことん尽くす人です。しかし相手に合わせすぎて主体性を失いがちです。広い交友関係ではなく、狭く濃い人間関係をつくる傾向があります。
・世話好き
・人の役に立つ仕事がやりがいにつながる
・白黒をはっきりつけるのが苦手
・仁義や筋を通すことが重要
・人を喜ばせることが好き
・自分のことは後回しにしがち
・自分の関わった人や教え子・部下が育つと嬉しい
・人間関係が重荷に感じることがある
・振り返ると哀しいことをたくさん思い出す
右脳三次元との違いは?
広い空間を自由に動き回ることに喜びを感じるため動きが速い傾向があり、空間を拡張したがる傾向があります。周囲を巻き込む力があり、常に自由に楽しいことや刺激を求めています。
・テンションが高く、盛り上げ上手
・エネルギッシュ
・人の説得が得意
・交友関係が広い
・挑戦がエネルギーにつながる
・有名になりたい
・政治的に動くことが好き
・失敗はすぐに忘れ、成功例のみ覚えている
・人と違うことをやりたがる
・楽しいことが人一倍好き
右脳二次元と相性が良いタイプは?
右脳二次元タイプと相性が良いのは、どのタイプの方でしょうか。右脳二次元タイプと4タイプ全てとの相性を下の表にまとめました。
左脳3次元 | 左脳2次元 | 右脳3次元 | 右脳2次元 | |
右脳2次元 | ◎ | × | △ | 〇 |
右脳二次元×左脳三次元
右脳二次元のもっとも相性が良い組み合わせは「右脳二次元×左脳三次元」です。
脳のタイプも次元も違いますが、自分の目標や目的の達成を優先する左脳三次元タイプは、右脳二次元タイプの貢献意欲が高い部分との相性が良い傾向があります。
しかし、左脳三次元は合理的で感情を読み取ることが苦手な傾向にあるため、対応が冷たく感じることで関係が悪化する可能性があります。そのため信頼と理解をするため歩み寄ることが必要です。付き合うコツは、お互い共通点を見つけること、そして理解しあうことが大切といえます。
右脳二次元×左脳二次元
右脳二次元と4タイプとの相性で、最も相性がよくない組み合わせは「右脳二次元×左脳二次元」です。次元は同じものの、原理を中心に考える左脳二次元タイプと人間とのかかわりを中心に考えるため、すれ違いが多々発生する傾向があります。左脳二次元タイプが物事の白黒をはっきりしようとしすぎると、右脳二次元タイプが大切にしている人間関係にヒビを
与え、曖昧のままにしてしまう可能性もあります。
物事をきちんとしたい左脳二次元タイプは、自分の考えを強く押し通すのではなく、協力体制をつくることで、人への貢献を大切にする右脳二次元タイプの心を動かすことができるかもしれません。
まとめ
右脳二次元は、人間関係を大切にして、狭く深く人と付き合う特徴があり、相手に尽くせる特徴があります。しかし、良くも悪くも周りの人の影響を受けやすい傾向にあるので注意が必要です。自分の脳の傾向を知ることで、仕事やプライベートでの人との接し方や行動で気を付けるべきことを知れることで、より生活しやすくなります。
B-BRAINでは80問の設問に回答することで、自分の脳の働きや特徴を調べられます。また、共に働く仲間の脳の働きを知ることで、お互い快適な職場環境作りを目指せます。