左脳と右脳はどのような割合で働いている?特徴や考え方の違い・見分け方を解説

左脳と右脳は違う働きをしていますが、自分の脳がそれぞれどのくらいの割合で働いているか知っていますか?

右脳と左脳の割合の違いによる考え方や行動の違いをご紹介します。

自分の脳の優位を知ることで、長所や短所がわかり、今後の生活のヒントになるかもしれません。

脳で性格や特徴を知ろう!

脳の活動のクセを利き脳といい、利き脳は考え方や表現に影響を与えます。

右脳と左脳は、それぞれ違う働きをしておりどちらもバランスよく働くことで、さまざまな活動が行われます。今回は、右脳と左脳の違いから解説していきます。

脳の働きによる自分の特徴を知ることで、私生活に活かしていきましょう。

天才肌右脳派

右脳派は、ひらめきや直感的で、創造力にも長けています。

・イメージ力や問題解決能力が高い
・センスがいい
・音楽など芸術的才能を発揮する
・直感に基づいて本能的な行動をする

これらの特徴は、右脳が空間認知能力に優れ、視覚的な情報処理が得意なためです。

天才肌な右脳の人に適した職業は、アーティストやミュージシャン、デザイナーに多い傾向があります。

しかし、几帳面な作業や締め切りのある仕事、細かい作業が苦手な場合があるため、ミスに注意する必要があります。

分析力左脳派

左脳派は言語や数字を使い、論理的思考や分析に長けています。

・物事を分析し、筋道を立てて考える
・読解力に優れている
・計算や暗記、分析が得意

これらの特徴は、物事を冷静に整理し、根拠に基づいて論理を説明できる左脳の強みともいえます。

また、言語能力に長けているため、コミュニケーションも得意です。

しかし、感情を読み取ることや柔軟な発想が苦手な場合もあるため、意識が必要です。

論理的な左脳派に適した職業は、研究者や弁護士、プログラマーなどに多い傾向があります。

右脳左脳バランス型

バランス型は、右脳と左脳どちらもバランスよく働かせています。

様々な状況に合わせて右脳と左脳を使い分けているため、柔軟性に優れていることが特徴です。

・計算や分析も得意だが、デザインセンスも抜群
・情報を整理するが、ひらめきや直感も重視する

仕事においては、リーダーシップを発揮しながら、チームワークを大切にできるため幅広い分野で活躍ができます。

バランス型は全体の約26%を占めるといわれています

利き脳の診断方法

利き脳は、簡単に診断ができます。

脳では、脳は、記憶するとき(インプット)と考えを表現するとき(アウトプット)で働き方が異なります。それぞれの場合の利き脳を診断しましょう。

インプットをする時の診断方法

まずは、祈るように手を組んだときの親指の位置で判別する方法です。

これは、脳にインプットするときに活発になる脳を示します。

・右手の親指が上→インプット左脳派
・左手の親指が上→インプット右脳派

アウトプットをする時の診断方法

次は、腕を組むときの位置で判別する方法です。

この方法では、アウトプットするときに活発な脳が分かります。

・右腕が上に組んでいる→アウトプット左脳派
・左腕が上に組んでいる→アウトプット右脳派

利き脳による4タイプ

脳に情報を入れるとき(インプット)と、言葉などで表現するとき(アウトプット)に、どちらの脳が活発に働くかを判別できます。

これにより、右脳派と左脳派の組み合わせから4つのタイプに分けることができます。

インプット右脳×アウトプット右脳派

特徴

インプットもアウトプットも右脳派の人は、物事を直感的に捉え、感覚的に判断する傾向があります。

考えるよりも体が先に動くタイプで、目的や目標を見失わずに物事に取り組むことができます。

感情重視のロマンチストで、明るい性格の方が多いです。

しかし、論理的思考が苦手なため、分析やデータ管理など、数値を基に説明できるように意識して取り組むと良いでしょう。

適職

・音楽家
・カメラマン
・アーティスト
・ダンサー
・YouTuber
・スポーツ選手

インプット右脳×アウトプット左脳派

特徴

インプットが右脳派、アウトプットが左脳派の人は、物事を直感的に捉えながら論理的に判断できる優等生タイプです。

好奇心旺盛でチャレンジ精神が強く、努力を惜しみません。

人間関係を重視し、見た目よりも中身を大切にする義理堅い方が多いです。

相談や課題に対して、何をどうやってなぜ行うのかという一連の行動を重視し、全体を見て何をするべきかを判断します。

論理的思考力も兼ね備えているため、説得力のある答えを導き出す相談役に向いています。

適職

・プログラマー
・Webデザイナー
・イラストレーター
・ゲームクリエイター
・動画編集者

インプット左脳×アウトプット左脳派

特徴

インプットもアウトプットも左脳派の人は、物事を論理的に捉え、論理的に判断します。

そのため、几帳面でコツコツと努力できる真面目なタイプです。

数字や文字を使った細かい分析やスケジュール管理が得意で、目的や目標に対して冷静に判断し、行動できます。

リスクヘッジが得意で、どのように取り組むかを重視し、慎重に物事を進める傾向があります。

情報を集め、処理することでシンプルに物事を捉え、機能性を重視するキレ者です。

しかし、感情面には少し疎いところがあるため、相手の意見に耳を傾ける時間をしっかり設けることが大切です。

適職

・税理士
・弁護士
・経理
・銀行員
・トレーダー

インプット左脳×アウトプット右脳派

特徴

インプットが左脳派、アウトプットが右脳派の人は、物事を論理的に捉え、直感的に判断します。

完璧主義者で、全て自分の意思で決めたいタイプです。

何をするかを重視し、リスキーな課題にも果敢に挑む行動力があります。

要領がよく自己プロデュースが得意なため、どのような仕事にもすぐに適応できます。

しかし、几帳面で頑固な一面も持っています。

適職

・営業職
・事務職
・総務
・人事
・カウンセラー

右脳派と左脳派はどちらが多い?

右脳派と左脳派の人口割合はどのようになっているのでしょうか。

一般的に、日本人は左脳派が多い傾向にあると言われています。

日本人はアートや音楽などの芸術を理解する人が少ないとされますが、これは左脳派が多いことが原因の一つかもしれません。

ただし、右脳派と左脳派には個人差があるため「日本人は左脳派である」と断定することはできません。

日本文化においては言語や論理を重視する傾向があり、比較的左脳派に偏った文化と言えるでしょう。

右脳と左脳を鍛える方法は?

まず右脳はイメージ力や記憶力を司るため、以下のような作業を習慣化できると鍛えることができます。

・絵を描く/アートに触れる
・音楽を聴く
・運動をする
・速読をする
・リラックスをする

左脳は、計算能力や判断力に優れているため、以下のような作業を行ってみましょう。

・音読をする
・脳トレゲームをする
・クロスワードやナンプレをする
・そろばんをする
・クイズを解く

まとめ

右脳が働く割合が高いと、芸術的なセンスに優れ、視覚的直感を大切にします。

一方、左脳が働く割合が高いと、論理的な考え方に秀でています。

また、インプットとアウトプットによる右脳派と左脳派の割合に基づいて、4つのタイプに分けることができます。

自分の脳のクセを理解し、長所を伸ばし、注意すべき点に気を付けることで、今後の生活がより快適になるでしょう。

自分で診断を行うと、診断結果に個人差が出てしまうことがあります。

正確に診断をしたい方は、B-BRAINで診断を受けてみましょう。

B-BRAINの脳活用度診断では、80問の設問に対する回答をもとに、脳のどの領域を優先的に活用しているかを数値化します。

脳タイプに加えて、強みや弱み、またメンタル状態やパフォーマンス状態も知ることができるため、気を付けるべきことに対して事前に対策を講じることができます。