左脳タイプの特徴とは?メリット・デメリット・自己診断方法や活かし方を解説

右脳タイプと左脳タイプでは、考え方や表現の仕方が異なります。

自分がどちらのタイプであるかを知ることで、今後気を付けるべき点が見えてきます。

今回は、左脳タイプの人の特徴について詳しく説明します。

右脳と左脳の役割

右脳と左脳の働きや役割は異なります。

右脳は「感覚脳」、左脳は「言語脳」と呼ばれることが多いです。

・左脳:論理的思考、言語処理、計算処理
・右脳:全体像、空間認知、直感

右脳と左脳はどちらも必ず働いています。

利き手や利き足があるように、その人の脳の得意分野を利き脳と呼びます。

脳の働きは物事の見え方や考え方に直結し、その人の性格にも影響を与えると考えられています。

左脳タイプの特徴

左脳は言語や数字の処理に長けているため、多くの情報をまとめて簡潔に伝えることが得意です。

論理的と表現される左脳派は、細部にこだわるため、研究者や弁護士などの職業に就いている方が多い傾向があります。

冷静

論理的に物事を考える左脳派の人は、感情で行動しない傾向があります。

周囲の状況に左右されず、冷静に判断することができます。

几帳面な部分があり、一度決めたことは最後までやり通す人が多いです。

論理的に考えられる

筋道を立てて話すことが得意で、客観的に分析ができるため、説明力が高いです。

人に何かを伝えたり説明をするときに左脳が活発になります。

分析や計算が得意

左脳派は、データを正確に分析し、客観的に評価・説明するのが得意です。

左脳は数字や言語を司っており、言語処理や論理的思考、数学的な活動に関わっています。

向いている職業

論理的思考力や分析力が高く、数字に強い左脳タイプは、高い言語能力や計算能力を活かせる仕事に向いています。

・銀行員
・弁護士
・公認会計士・税理士
・研究者・大学教授
・マーケター
・ライター
・ITコンサルタント
・国家公務員・地方公務員

左脳のデメリット

左脳の特徴を見てきましたが、左脳のデメリットにはどのようなものが挙げられるでしょうか。

デメリットを改善することで、脳の働きをさらに良くしていきましょう。

視野が狭くなりやすい

左脳タイプのデメリットとして、視野が狭くなりやすいことが挙げられます。

左脳は得意な思考法として、1つの事柄に対して段階的に考えや事実を積み上げていきます。

そのため計画的に正確に進められますが、すべての事柄に効果的な考え方とは限りません。

時には独創的なアイデアや臨機応変な対応が必要です。

視野が狭くなりすぎないよう心がけることが大切です。

感情を感じることが苦手

左脳のデメリットの一つは、感情を感じることが苦手な点です。

論理的に分析を行う左脳タイプは、物事を冷静に客観視しますが、人間関係において相手の気持ちに鈍感なことがあります。

論理的・冷静になりすぎると、人間関係のトラブルを引き起こす可能性もあるため、まずは相手の話をよく聞き、何を求めているのかを見分けられるよう心がけましょう。

右脳との関わり方

右脳と左脳では、それぞれ異なる役割があります。

両方が連携することで、適切な行動が行えるようになります。

複雑な問題に直面したとき、左脳は情報の収集や論理的思考で分析を行い、右脳はその分析をもとに創造的な解決策を考えます。

このように、左右の脳がバランスよく働くことで、柔軟で確実なアプローチが可能となり、日常生活や就職活動で良いパフォーマンスを発揮できます。

自己診断のやり方

自分が右脳派か左脳派かを見分ける簡単な4つの方法を紹介します。

右利きの方は左脳タイプが多いといわれますが、実際は異なる場合もあります。

以下の質問で多い方が利き脳かもしれません。ぜひ調べてみてください。

  1. 祈るように手を組んだ時の親指の位置は?

・右手の親指が上→左脳タイプ
・左手の親指が上→右脳タイプ

  1. 腕を組んだ時に上にくる腕は?

・右腕が上に組んでいる→左脳タイプ
・左腕が上に組んでいる→右脳タイプ

  1. 足を組む時に上にある足は?

・右足が上に組んでいる→左脳タイプ
・左足が上に組んでいる→右脳タイプ

  1. 目を片目閉じた時に閉じる目は?

・右目を閉じている→左脳タイプ
・左目を閉じている→右脳タイプ

左脳の特性の活かし方

効率的な計画を立てる

左脳の特性を活かすことで、効率的に計画を立てることができます。

計画に時間をかけすぎると、行動が遅れる可能性があります。

しかし、目標を明確にし、行動目標を細かく設定できれば、失敗の可能性を減らすことができます。

社会で働く上で、計画的な戦略や行動はとても重要なスキルです。

左脳派は、計画を立てるスキルを磨くことで、時間管理、資源の配分、リスク対策など、さまざまな場面でその能力を発揮できます。

論理的思考

トラブルが発生したとき、論理的な思考が非常に役立ちます。

仕事や私生活では、突然トラブルが多々発生します。

トラブルが発生した際に、原因や背景をすぐに特定し、解決策を論理的に導き出せれば、早期解決につながり、信頼も得られます。

また、仕事において商品を売り込む際には、相手に魅力的だと思わせるための論理的な根拠が必要です。

納得のいく材料を論理的思考で導き出すと、自然と良い結果がついてきます。

日頃から自分の考えを論理的にチェックすることも、向上させるコツです。

プレゼンテーション力

論理的思考を活かし、より相手に分かりやすく伝える能力がプレゼンテーション能力です。

筋の通った話でも、相手に伝わらなければ意味がありません。

伝えたい内容の中で特に重要な点をピックアップする必要があります。

データの選択や分かりやすい分析、表現方法、見やすい資料作成などを学びながら力をつけることで、会社や学校で活躍できるでしょう。

左脳の特徴を伸ばす方法

生活習慣の見直し

健康的な生活を送ることで、自然と左脳の働きが良くなります。

左脳の特徴である分析力や論理的思考は、左脳が正常に働いているからこそ発揮できるものです。

バランスの取れた食事や適度な睡眠、運動を心がけ、脳と身体の健康を促進しましょう。

また、読書を習慣づけることで、自分以外の人の意見や考えを知る機会が増えます。

客観的な視点が増え、偏見のないより正確な分析や論理をまとめられるようになります。

クリエイティブな活動を取り入れる

クリエイティブな活動を行うと、仕事や生活のパフォーマンス向上につながります。

左脳だけを伸ばしても、パフォーマンス向上には限界があります。

脳が良い状態になるためには、右脳と左脳のバランスが重要です。

絵を描いたり楽器を弾くなどのクリエイティブな活動は、左脳と右脳の両方の働きを活かすものです。

自然と右脳と左脳のバランスが取れるようになります。

まとめ

左脳派は言語や数字を操ることが得意なため、分析や論理的に物事を話すのが得意です。

一方で、常に冷静かつ客観的に物事を把握しているため、感受性に欠ける場合があります。

右脳と左脳をバランスよく働かせることで、生活のパフォーマンスを向上させることができます。

自分の利き脳を知ることで、意図的にバランス良く働かせる取り組みを行うことが可能です。

今回は自分で判断する方法を紹介しましたが、B-BRAINの脳活用度診断では、80問の設問に回答することで、思考や行動のクセ、メンタル状態、パフォーマンス状態を知ることができます。

興味がある方やセルフマネジメントをしたい方は、ぜひ挑戦してみてください。