左脳と右脳の働きはどう違う?バランスの良い鍛え方を解説!

私たちの脳には左脳と右脳があり、それぞれ違った働きをしています。

この記事では、左脳と右脳の働きの違いについて徹底解説します。

左脳と右脳は違った働きをしますが、優劣をつけるべきものではなく、どちらの能力もまんべんなく使うことが最適とされています。

左脳の働きばかりでは人の気持ちに寄り添うことができず、右脳の働きばかりでは合理的な判断が下せません。

大切なのは、左脳と右脳をバランスよく鍛えて使うことです。

今すぐにできる左脳と右脳の鍛え方についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

左脳と右脳の働きはどう違う?

左脳と右脳は、以下のように違う働きをします。

・【左脳】概念的・論理的に働く
・【右脳】芸術的・感情的に働く

対照的に働くともいえる、左脳と右脳。左脳派の人は頭が切れる知性派で、右脳派の人はセンスや美的感覚に長けた芸術家気質だといわれることが多くあります。

私たちには左脳と右脳の両方がありますので、どちらか片方の性質だけで生きているのではなく、両方を使って日常生活をやりくりしています。

それでは、私たちが日ごろどのようにして左脳と右脳を使っているのか、働きについて見てみましょう。

左脳は【概念的】【論理的】に働く

左脳は【概念的】【論理的】に働きます。

言語力、計算力、思考力に優れており、感情的になりにくかったり、説明や交渉をするのが得意だったりします。

ものごとの仕組みを合理的にとらえ、順序立てて理解する必要があるとき、左脳が働きます。

左脳の働きは3歳ごろから少しずつ発達し、子どもは少しずつ「我慢」を覚えたり「自他境界」を理解できるようになります。

右脳は【芸術的】【感情的】に働く

右脳は【芸術的】【感情的】に働きます。

イメージや記憶、想像力やひらめきといった直感的な行動をするときに使われ、考えるよりも身体を動かしたり、創造性を活かしたりします。

私たちは生まれたとき、ほとんどの行動を右脳で行っています。しかし年齢とともに左脳が発達し、右脳が成長する機会は減ります。そのため、大人になるにつれ空気や文脈を読んで行動したり、正解を追い求め感覚が鈍くなったりすることがあります。

左脳と右脳をバランスよく鍛えるためには

左脳と右脳は、どちらが優れていてどちらが劣っているというものではありません。

左脳と右脳の両方をバランスよく使うことで、周囲とコミュニケーションをとりながらものごとを順序立てて行うことができます。

私たち人間には個性がありますので、どうしても「左脳派」「右脳派」と分かれると考えられます。

しかし、本当に大切なのは双方の能力を上手に分担し、バランスよく使っていくこと。

左脳と右脳を自然に使い分け、偏らないようにするために、以下の方法を試してみましょう。

脳トレーニングで鍛える方法

左脳と右脳をバランスよく鍛える方法1つ目は、脳トレーニングで鍛える方法です。

左脳と右脳をバランスよく鍛えるための脳トレーニングは、大きく分けて2つあります。

・頭を使うクイズ形式の脳トレーニング
・身体を使う運動要素の入った脳トレーニング

この2つを、それぞれが鍛えたい能力に合わせて行うと効果的でしょう。

たとえば物忘れが激しくなってきた人は、クイズ形式の脳トレーニングの中でも「神経衰弱」や「都道府県を当てるゲーム」など記憶力を鍛えるものがよいでしょう。

抽象的な概念を理解するのが苦手な人は、読書やなぞなぞを解くのも良い脳トレーニングになります。

クリエイティブな活動で鍛える方法

左脳と右脳をバランスよく鍛える方法2つ目は、クリエイティブな活動で鍛える方法です。

クリエイティブな活動というと、たとえばものづくりやぬり絵、料理などです。このように聞くと一見「右脳の働きでは?」と思うかもしれません。

その通り、クリエイティブな活動に活かされるのは右脳です。

しかし、これらの活動は左脳が論理的思考で”支援”して成立しているものなんです。

たとえば絵を描く活動で、左脳と右脳をバランスよく鍛えるとしましょう。

絵を描くこと自体は感覚やセンスなど、右脳の働きを活かして行います。

しかし、描きたいイメージをどのように配置するか、色のバランスはどうするかなど、左脳を使って合理的に考えることが同時に必要なのです。

このように、クリエイティブな活動は左脳と右脳をバランスよく鍛えるために効果的とされています。

苦手な思考を使って鍛える方法

左脳と右脳をバランスよく鍛える方法3つ目は、苦手な思考を使って鍛える方法です。

左脳派の人は、右脳を使った考え方をしてみて、右脳派の人は、左脳を使った考え方をしてみましょう。

たとえば数字を扱うのが得意な左脳派の人は、クリエイティブなアイデアを出す作業をとことんやってみましょう。

そして、感覚でアイデアを出すのが得意な右脳派の人は、数字やデータを使って徹底的に分析してみましょう。

そうしていくうちに、左脳と右脳がバランスよく鍛えられるようになるでしょう。

左脳と右脳それぞれの適職とは?

左脳と右脳にはそれぞれの働きがあり、バランスよく鍛えることが大切だとお話しました。

それでは、左脳と右脳の働きによって適した職業は異なるのでしょうか?

実は、左脳の働きが強い人と右脳の働きが強い人で、向いている職業や職種は変わります。

左脳と右脳、両方の役割を上手に分け、それぞれが適した働きをするのがベストな状態ですが、ここからは左脳派の人と右脳派の人に適した職業を見てみましょう。

左脳はビジネスパーソンタイプ

左脳の働きが強い人は、ビジネスパーソンタイプだといわれています。

適職は以下のようなものです。

・経理などお金を扱う仕事
・プログラマー
・研究者
・Webライター
・弁護士

左脳の働きが強い人は、一般的な会社員をはじめ論理的思考が求められる職業が向いています。ものごとを客観的に見て冷静に判断するのが得意なので、ビジネスシーンで結果を出しやすいでしょう。

逆に、感覚やセンスが求められる職種は苦手な傾向にあります。

右脳はアーティストタイプ

右脳の働きが強い人は、アーティストタイプだといわれています。

適職は以下のようなものです。

・カウンセラー
・コンサルタント
・グラフィックデザイナー
・介護士
・タレント

右脳の働きが強い人は、アーティストやエンターテインメント業界での職業が向いています。感性が豊かで美的センスに長け、またコミュニケーション能力も高いので、人と接する仕事で成果を出しやすいでしょう。

逆に、数字やデータを扱ったりパソコンに向かったりする仕事は苦手な傾向にあります。

まとめ

左脳と右脳の働きについて解説しました。

左脳と右脳の働きは対照的で、人によってどちらかが強かったり、得意分野が違ったりします。しかし、大切なのは「左脳派だから頭が良い」「右脳派だからセンスが良い」という捉え方をするのではなく、左脳と右脳をバランスよく鍛えて使うことです。

B-BRAINの脳診断プログラムは、左脳と右脳があなたの中でどのように働いているのかを可視化することができます。自分の思考や行動の傾向を分析することで、適性を最大限に発揮したり、メンタルを整えたりする効果があります。

「パフォーマンス力を上げたい」「ストレスを減らしたい」と思っている人は、ぜひB-BRAINの脳診断プログラムをご検討ください。