左脳タイプとは?右脳との働きの違いや特徴・活かし方・鍛え方を解説!
論理的な左脳タイプといわれますが、実際どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、左脳の役割や左脳タイプの特徴、活かし方について解説していきます。
左脳の役割とは
脳には、左脳と右脳があります。それぞれ違う働きがあります。
左脳と右脳の役割の違いも比べながら解説していきます。
右脳との違い
右脳と左脳はそれぞれ違う役割がありますが、独立しているわけではありません。
約2億本もの神経細胞により連携しており、情報のやり取りが行われています。
左右での役割の違いにより、左脳は「言語」右脳は「感覚脳」といわれています。
右脳は、直感的な処理や全体像の把握などを担い、左脳は、言語能力や数字での分析などを担っています。
左脳の働きについて
左脳の役割は主に以下のようなものが挙げられます。
・言語能力:言葉の意味を理解でき、文章を読み解くことができます。会話をすることに優れています。
・数字的能力:計算や数式の処理に長けているので、数学や統計学などに優れています。
・分析処理:データ分析など詳細な部分の分析に優れています。
・時間感覚:時間の流れを把握し、スケジュールや計画を立てることができます。
左脳は、日常生活や会社などで使う基本能力が多いです。
特に言語能力は、分析処理など全てに繋がっている能力といえます。
左脳タイプと右脳タイプの見分け方
自分が右脳派か左脳派かを見分ける簡単な4つの方法を紹介します。
右利きの方は左脳タイプが多いといわれますが、実際は異なる場合もあります。以下の質問で多い方が利き脳かもしれません。ぜひ調べてみてください。
- 祈るように手を組んだ時の親指の位置は?
右手の親指が上→左脳タイプ
左手の親指が上→右脳タイプ
- 腕を組んだ時に上にくる腕は?
右腕が上に組んでいる→左脳タイプ
左腕が上に組んでいる→右脳タイプ
- 足を組む時に上にある足は?
右足が上に組んでいる→左脳タイプ
左足が上に組んでいる→右脳タイプ
- 目を片目閉じた時に閉じる目は?
右目を閉じている→左脳タイプ
左目を閉じている→右脳タイプ
左脳タイプの特徴とは?
分析が得意
左脳タイプは、数字に強く、分析も得意です。
左脳の働きである、言語処理や論理的思考、数字的な活動に大きく関わりがあります。
データを冷静に客観的に判断し、論理的に説明することに優れています。
また、分析結果から自分の意見をわかりやすく伝えることも得意といわれています。
論理的思考
論理的な思考は、左脳の大きな特徴の一つです。
ものごとを冷静に整理し、論理的に説明することに優れています。
曖昧な結果を嫌い、情報に沿って結果を導きます。
感情に左右されない
左脳タイプの人は、ものごとを論理的に考えるため、感情で行動をすることが少ないです。
周りの状況を判断し、冷静に行動が行えます。
また几帳面な人が多く、一度決めたことは最後まで貫く人が多い傾向があります。
文字・数字の記憶が得意
左脳タイプは、言語や数字による記憶が得意です。
歴史の年代を覚える時に使われることがある語呂合わせなどは、文字に音をつけて覚える方法ですが、言語で覚える方法の一つといえます。
左脳タイプに向いている仕事とは
論理的思考力や分析力が高く、数字に強い左脳タイプは、高い言語能力や計算能力を活かせる仕事に向いています。
・銀行員
・弁護士
・公認会計士・税理士
・研究者・大学教授
・マーケター
・ライター
・ITコンサルタント
・国家公務員・地方公務員
左脳タイプの活かし方
冷静な判断力
論理的思考は、冷静な判断力につながります。
論理的思考とは、直感とは異なり、ものごとに矛盾がないかを常に確認しながら結論を導きます。
結論の判断材料が不足していると、判断に困ってしまうため、必要な情報収集をきちんと行うことが大切です。
集めた情報を元に仮説を立てて、仮説が正しいのかどうかの検証を繰り返します。
論理的思考は、様々な角度からものごとを考えるため、曖昧な結果には満足せず、常に冷静に論理的にものごとに詰めていきます。
客観的視点
左脳タイプは客観的な視点に優れています。
個人の感情や偏見を考えずに事実とデータに沿って冷静に評価していきます。
そのためミスリードが少ないのも特徴の一つです。
正確な分析能力は、ビジネスにおいて特に大きな力を発揮します。
上司や顧客に対して自分の提案や意見を採用してもらわなければなりません。
そのため、聞き手が納得できるような客観性のある論理的な提案をする必要があります。
データや数字に基づく客観的な提案書はビジネスパーソンに必須な能力のため、多くのビジネスの場で評価されるでしょう。
分析力
左脳が活発な人は、ものごとを分析し考えることが得意です。
そのため、交渉やプレゼンテーションなどの場で発揮できます。
ものごとを分析して、精査したひとつのパーツを最適な形に組み立てて、わかりやすく解説をします。
相手に納得してもらうには、確固たる事実と数字に基づいたデータをしっかりと相手に提示するのがポイントです。
また、相手にとっては、難しい内容である可能性もあります。
はじめて聞く人でもすぐに理解できるように、図解や表などを駆使してわかりやすく提案する能力が求められます。
左脳の能力が活性化している人は、論理的な提案づくりやわかりやすいプレゼンテーションが得意です。
左脳を鍛える方法
左脳を鍛える方法は、たくさんあります。
今回は、3つの方法を紹介します。
TODOリスト
左脳のはたらきである「時間感覚」を鍛えるためには、TODOリストを作ってみましょう。
TODOリストは、やるべきことを箇条書きでまとめるやりたいことリストのようなものです。
書きだしたあとには、ジャンルに分け、それぞれの優先順位をつけていくことで、優先度の高いものから取り組むため、仕事の効率が上がります。
また、ToDoリストに慣れてきたら、タスクの優先度を4つにわけてみましょう。
1. 緊急度と重要度が両方とも高い
2. 緊急度は高いが重要度は低い
3. 緊急度は低くいが重要度は高い
4. 緊急度と重要度ともに低い
最優先で取り組むべきは、「緊急度と重要度が両方とも高いもの」です。
「緊急度は高いが重要度は低い」いわゆる雑事に忙殺されることのないよう、しっかりと優先順位を設定する必要があります。
日記
言語的な記憶力を鍛えるために日記を始めてみましょう。
日々の出来事・感じたこと・学んだことの記録を通じて、情報の整理と記憶の定着が促進されます。
日記を書こうと思ったら、必ずその日にあったことをしっかりと振り返らなければ、書き進められません。
自分の行動をこまかく振り返る行為が、記憶の定着にとてもよい影響を与えてくれます。
記憶の定着には、復習と印象付けが必要といわれています。
英単語の暗記をする時も何回も復習をして少しずつ覚えていきますよね。
その日の出来事を何回も思い出して日記を書く行為は、復習なのです。
また、日記に過去を書き留めることで、余計な情報を忘れてしまってもよい状態がつくれます。
余計な情報を頭から追い出せば、その分スペースができて、新しい記憶の定着がスムーズに進みます。
多読
言語能力を鍛えるためには、「多読」をすることです。
多読とは、分からない単語があっても飛ばし、ざっくりとした意味を把握しながらとにかく読み進める読書法です。
さまざまな種類のテキストを大量に読み、語彙の拡大・文法構造の理解・読解力を鍛えましょう。
じっくり文章を読み込む「精読」も、言語能力や分析力のレベルアップにはとても有効です。
ただし、精読は一つひとつの言葉を丁寧に読み解いていくため、時間が非常にかかります。
大量の本をざっと読み進める多読なら、精読を1冊する間に10冊読めてしまいます。
多読は、異なる著者のさまざまな視点や表現方法に出会えることが最大の魅力です。
多読をするときは、価値観が固定化されてしますため、ジャンルや著者はバラバラのものにしましょう。
日頃手に取らないジャンルのものを手に取ってみましょう。新しい発見や知識がつくかもしれません。
まとめ
左脳派は言語や数字を操ることが得意なため、分析や論理的に物事を話すのが得意です。
右脳と左脳をバランスよく働かせることで、生活のパフォーマンスを向上させることができます。
自分の利き脳を知ることで、生活や仕事で活かせる能力や注意すべきことなどが見えてきます。
今回は自分で判断する方法を紹介しましたが、B-BRAINの脳活用度診断では、80問の設問に回答することで、思考や行動のクセ、メンタル状態、パフォーマンス状態を知ることができます。
興味がある方やセルフマネジメントをしたい方は、ぜひ挑戦してみてください。