「自分の特性を活かして仕事に取り組みたい」

「自分の力を最大限に発揮して活躍したい」

仕事をしている人はこのように思われる方も多いはずです。

仕事をする上で、頭を使うことや考えることは欠かせません。

そこで、本記事では人間の脳の使い方の傾向に着目して、仕事で自分の能力を活かしていく方法を解説します。

今回は「右脳」「左脳」と分かれている人間の脳のうち、「右脳」を優位に使っている「右脳派」の人の特徴に注目して見ていきます。

「右脳派」の特徴に当てはまる方は、ぜひ仕事で活躍するヒントを見つけてください。

右脳派とは

人間の脳は「右脳」「左脳」と分かれていますが、「右脳」を優位に使っている人を「右脳派」と呼びます。

「右脳」は脳の中でもひらめきや直感を司っており、「右脳派」の人は直感力やインスピレーションに優れていると言われています。

「左脳」が、文字や数字の処理、論理的・分析的な思考を司っていると言われるのに対し、「右脳派」は直感的・感覚的・視覚的に情報を処理することが得意です。

「右脳」と「左脳」で司る分野が違うことから、「右脳派」の人と「左脳派」の人は違った特徴があります。

ここでは、「右脳派」の人の強みと苦手なことを見ていきましょう。

右脳派の強み

「右脳派」の人の強みとして、以下のようなことが挙げられます。

・直感力が高い
・ひらめきを得やすい
・芸術的な表現が得意
・空間認知能力が高い
・物事を全体的に大きく捉える
・イメージでの記憶が得意
・人の感情に敏感で気持ちを読み取る

上記からわかるように、「右脳派」の人は、直感的・感覚的・視覚的な分野に強みがあると言えます。

また、独自の感性をもっていて、それを表現することも得意です。

これらの「右脳派」の強みをうまくつかえれば、仕事に活かすことができます。

右脳派の人が苦手なこと

「右脳派」の人は、「右脳」の働きが優位なため、「左脳」が司ることは苦手なことがあります。

「左脳」が司るのは、

・論理的に考えること
・分析すること
・物事の詳細に注目すること

などが挙げられるので、上記に関するようなことを苦手に感じる「右脳派」の人は多いかもしれません。

「弱点もあるのか、、、」と残念に思われるかもしれませんが、得意と不得意があるのは自然なことです。

苦手なことを知っておき、対処することでさらに強みを発揮できます。

右脳派に向いている仕事

上記に挙げた「右脳派」の強みを活かして活躍できる仕事には、どんなものがあるでしょうか。

３つにカテゴライズしたので、「右脳派」の強みとして挙げた中でも、自分はどの強みを活かして働きたいかチェックしてみてください。

１.自己表現する仕事

ミュージシャン、ダンサー、作家などの表現に関わる職業では、「右脳派」の人の表現力に優れているという強みを活かすことができます。

音楽や美術などを通して、自分の感情や伝えたいメッセージを表現する能力に優れているので、受け取る人に強い印象を与えることができるでしょう。

自分の中に湧き上がってくる思いを表現することは、「右脳派」の人にとって心地よいことでしょう。

自己表現ができる仕事をすることで、さらなるエネルギーを得て、次の仕事に活かすという好循環も生まれます。

２.クリエイティブな仕事

アートディレクターやインテリアデザイナーなどの職業では、「右脳派」のひらめきや表現力、創造性が大いに発揮できます。

既成のものに捉われず、新しいアイデアを常に考え出すことが求められますが、「右脳派」の優れた感覚が仕事で活かされることでしょう。

視覚的に美しいものが評価される分野でもあるので、高い芸術性も活かせます。

クライアントの要望を汲み取って仕事をする場合もあると考えられますが、人の気持ちを読み取ることも得意とする「右脳派」の人は、この点でも強みを発揮できることでしょう。

３.イノベーションが求められる仕事

新しいビジネスモデルの開発や技術革新に関わるような仕事も「右脳派」の独創的な発想力を活かせます。

既存の枠に捉われることなく、自由な発想ができる「右脳派」の能力は問題解決に役立つことでしょう。

新しいプロジェクトを始めるときにも、「右脳派」の能力は重宝されます。

右脳派が活躍するための仕事術３選

ここまで、「右脳派」の人の特徴や、向いている仕事を紹介してきました。

これから仕事を選ぶという人は、「右脳派」の強みを活かせる上記で紹介した仕事を選んで、活躍することができます。

ここでは、「既に他の仕事をしている、、、」という人も「右脳派」の特徴を活かして仕事で活躍するための仕事術を解説します。

１.自分の直感を信じる

「右脳派」の人の直感力は、努力で得られるものではありません。

仕事をする上で、さまざまな選択や決断の局面があるでしょう。

そのようなとき、自分の直感を信じることが、「右脳派」を活かす第一歩です。

「こうすればうまくいきそう」

「こっちを選ぶべきだ」

このような直感を疑わず、自信をもって仕事に取り入れてみましょう。

２.見える化を意識する

「右脳派」の人は、視覚的な情報を処理するのが得意です。

ひらめいたアイデアはすぐにメモをとったり、マインドマップを描きながら仕事のアイデアを練ったりすることで、情報が視覚的に整理できます。

複雑な情報も、整理して全体像を把握しやすくすると、「右脳派」の人はより早く情報を処理することができ、効率化が図れます。

３.仕事環境を整える

「右脳派」の人の強みである創造的な仕事をするためには、ひらめきやインスピレーションを得ることが必要です。

デスク回りの整頓をするなど、仕事環境を整えることで、ひらめきやインスピレーションを得やすい場を用意しましょう。

リラックスできるアイテムを配置したり、外の空気を取り込むようにすることでリラックスでき、「右脳」が活性化されて強みを引き出すことができます。

弱点は理解して対処する

強みを活かすには、弱点を知って対応することも大切です。

上記で解説したように、「右脳派」の人は論理的な思考や分析、物事の詳細に注目して考えることは得意ではありません。

データを読み取ったり論理的に伝えたりすることが苦手な場合は、得意な人に任せるというのも一つの方法でしょう。

また、強みである感性の豊かさが強く出すぎると、感情的になってしまったり、人の気持ちを読み取りすぎて苦しくなってしまったりすることもあるかもしれません。

このようなときは、リラックスを心がけたり、自分の気持ちを分析して少し「左脳」を使ってみることで、バランスがとれます。

強みを最大限活かせるように、「右脳派」の自分を見つめ、弱点も理解して対処できると、仕事でもさらに活躍できることでしょう。

まとめ

ここまで、「右脳派」の人の特徴から「右脳派」を仕事で活かす方法まで解説してきました。

脳の使い方に着目して仕事の取り組み方を考えてみることで、新たな活躍の道が見出せるかもしれません。

「自分は『右脳派』だ」という方は、本記事で紹介した強みを活かす方法をぜひ試してみてください。

「右脳派」の人が強みを活かして仕事をすることで、その人しか持ちえない独自の価値を提供することができます。

職場や身近なコミュニティに「左脳派」の方がいらっしゃる場合は、協力して仕事に取り組むことで、お互いの強みを活かし弱点は補完し合えるよいパートナーになれるかもしれません。