右脳と感情の関係性は?考え方・感情表現・活かし方を徹底解説

右脳タイプを感情的、左脳タイプを論理的と言い表すことがあります。

特に感情的な方が多いといわれる右脳タイプですが、右脳の働きは感情とどのような関係があるのでしょうか。

今回は、右脳と感情関係性について左脳との違いや活かし方と共に解説します。

利き脳が右脳の人の特徴

利き脳が右脳の方は、芸術的で感受性が豊かと言われています。そのため、右脳は感覚脳といわれ、セラピストや芸術家のような芸術や人と関わる仕事で活躍される方がたくさんいます。

右脳タイプの役割には、以下のような特徴が挙げられます。

  • 創造力
  • 芸術性
  • ひらめき
  • 全体的に物事を考える
  • 感受性が豊か

これらの特徴を基に、どのような場面で発揮されるのかを3つ挙げて紹介します。

独自のアイディアを生みやすい

インスピレーションを得意とする右脳タイプは、直観力・ひらめきに長けています。

右脳タイプは、自分の直感を大切にし、自分が感じたままに意見や表現を行います。オリジナリティが求められることが得意なのは、偏った考えや伝統などを気にせず、自然体でイメージや想像力を活かし表現できるためです。また、直感で判断することが多く、裏付けなどより「なんとなくこうした方が正しい」と感じ取れます。必ず正しいとは限りませんが、先入観などを気にしないアイディアがためになることは、多くの場面で発生します。

人と関わることが得意

感受性が豊かな右脳タイプの方は、察することに長けているため人と関わることが得意な傾向があります。言葉をそのまま受け取るのではなく、言葉の本当の意味を読み取ることが得意です。

人の表情や動きなどから感情を察して、求めている言葉をかけられるため信頼感を得ることができます。そのため、コミュニケーションでのトラブルが少ないことが大半です。

リーダー気質

右脳タイプは、リーダー気質ともいわれます。

細部よりまず全体的に物事を把握しようとすることに長けているため、効率よくチーム全体で進めるためにどのように動くべきなのかを優先して考えられます。

人と関わることが得意なこともあり、困っているチームメイトなどに真っ先に声かけを行え、信頼を得やすいです。

問題が発生したときには独自の解決策を見つける能力も高いため、チーム力を強めるキーパーソンになれます。

右脳と感情はどのような繋がりがある?

右脳が感受性が豊かなのは、言葉になる前のなんとなくの感情を右脳が司っているからです。

右脳では、他人の行為を自分のことのように思う働きがある神経細胞ミラーニューロンの反応を高くします。そのため、視覚的・聴覚的影響で、場の雰囲気や相手の動作や表情で他の人の感情を読み取ることが得意です。

表情や行動の小さな変化に気づくことで、その人の立場や感情を受け取りやすいため相談なども受けやすいです。したがって、周りからは自分への理解力があると思われがちです。

また、外的な雰囲気などに大きく影響されるため、コミュニケーションが少ない環境やネガティブな場に囲まれると誤解や思い込みの原因になりやすいです。

マイナスな環境のなかでは、メンタルを保つことが難しくなります。

そのため、ポジティブな環境やコミュニケーションが活発な場にいることで、メンタルの安定に繋がります。

左脳の感情との違い

左脳と右脳は、それぞれ違う働きで感情に作用します。

映像・音楽・イメージなど自分以外から刺激を受け感情を生む右脳に対し、左脳は情報から自己の感情を言語化することに長けています。

左脳は言葉や文字・数字で感情を刺激し表現します。

例えば、文字や数字から得た情報をもとに「〜がしたい」などの感情を言葉で表現します。

そのため、自己主張を行うときなどに左脳がよく働きます。

「なんとなく」ではなく、感情の裏付けや理由をしっかりと言葉や数字で表現することが得意です。

右脳も左脳も全く違う感情のとらえ方をするため、どちらも必要になります。

感情のコントロールには右脳左脳どちらも重要

右脳と左脳どちらも働かせることが、感情コントロールの秘訣です。

どちらの脳もバランスよく働かせることで、右脳で感じとった「なんとなく」の感情を左脳の働きで言語化できます。

特に、マイナスな感情は脳の働きが未熟な証拠です。

ショックな出来事があったときなど、落ち込む感情があるときは右脳が働いています。ネガティブな感情のときに左脳を活かし、自分の意思や気持ちを言語化することで感情をコントロールできます。

どちらの脳も働かせることができれば、悩みやネガティブな感情になることが少なくなり、ストレスのない生活ができるようになります。

右脳を活発にさせる方法

右脳を活発にさせるには、直観力や感受性を豊かにすることを積極的に行っていきましょう。ストレスは脳の働きを大幅に悪くします。他にもさまざまな方法がありますが、今回はストレスを減らせる3つの方法を紹介します。

自然に触れる

取り組みやすいことの一つに、自然に触れることが挙げられます。

自然の近くに住んでいる人とそうでない人とでは、ストレスホルモンの減少率が大幅に違うことが証明されています。

公園を散歩をしてみるなど、自然に触れようと思えばできることはたくさんあります。

右脳だけでなく左脳の働きも良くするため、自然に触れて日頃の疲れやストレスを軽減し、しっかりと休息をとりましょう。

音楽に触れる

音楽は、感情を表現することが多いため、右脳とつながりが大きいといわれています。

そのため、音楽に触れることは、右脳にとってとてもたくさんの効果が得られます。

  • ストレス軽減
  • 創造力を鍛えられる

まずは、ストレスの軽減です。

音楽のリズムやメロディは、リラックス効果があり疲れを癒す効果があります。

音楽を聞いていると右脳の想像力が刺激されます。

また、音楽には感情を促す効果があるため、一定の感情を引き出し感受性を豊かにします。

音楽を奏でることで得られる効果は、右脳の役割が活発になることです。楽器を演奏すると右脳に創造力・イメージ力を活発にさせるだけではなく、他の認知機能などにもポジティブな影響を与えられます。

小さいことから楽器に触れている方は特に創造性が鍛えられ、右脳の役割をより高められるといわれています。

ヨガや瞑想を行う

ヨガや瞑想は、気持ちを落ち着かせ、自身の心と向き合える手段の一つです。

楽器を演奏するときなどは必要な資金が発生する可能性がありますが、ヨガや瞑想は今から始められます。また、世界にはさまざまな種類のヨガや瞑想がありますが、どのようなものでも右脳を活性化させられます。

静かに自分自身の心と向き合うことで、集中力や想像力を鍛えられひらめきや直観力が高められます。ポジティブな記憶や言葉を自身に投げかけることで、実際の行動に大きく影響するでしょう。

まとめ

今回は、右脳と感情の関係性について右脳タイプの特徴とともに紹介しました。

脳と性格や感情については、科学的に明らかになっていない部分も多くあります。そのようななかでも、ストレスや疲労を貯めこまないことが、脳の働きをよくすることは明らかになっています。

自分の利き脳や考え方を知ることで、効率よく脳を活性化しやすくなります。

今まで脳の働きを意識したことがなかった方も、少し行動を変えることでストレスフリーな生活を送り、脳の働きを変えられます。

ぜひ実践してみてください。